語りき

京都の芸大→東京でWEBディレクタ→編集やらイラストやらディレクタ業→そして、母になる

泣き虫だからね

 

妊娠中、別に強くたくましく生きていたけれど一度だけ
「妊娠したんやなーと思って」
と言いながら旦那さんのとなりで突然男泣きした
 

出産して数日後、朝ごはんをひとりで食べながら「産んだなあ」と思って男泣きした

 

退院してから始めて旦那と2人きりでランチをした、やや気取って代官山の叙々苑

守るべきものと大切なものが増えて、この人は私よりも先に死ぬんだなという、前からずっと分かっている事実が怖くなり焼肉食べながら泣いた

 

義母・義父から赤子の名前について口出しの電話があったが既に役所に登録した後であった

「もう名前変えられないの?」

「変えられないっすね〜、登録しちゃったんで。」

 

これから生きていく名前に対して「しちゃった」と言った自分に激しく嫌悪がはしる

生まれてくれた彼に失礼甚だしいし、親である私だけはそんなこと言っちゃいけないのに、あー死ねよ

という、悔しさを旦那に話しながら泣いたその夜

 

赤子に所有感を持たず、敬意を持って個人として扱うことを心がけたい

 

産んだ

 

▼18日

 

一昨日出産して

ようやく、歩けるようになってきて

 

2日ぶりかな?

つたなくシャワーを浴び

自分の産褥ショーツに履き替えたら

丸まっていた姿勢が少し良くなった

 

こうやって、徐々にでも

取り戻していくんだな人間を

と感じる

 

助産師さんたちは元気よく

パワー系の方は

「まだ歩けませんかー??切開した人もサクサク歩いてるけどね!」

などおっしゃる

 

効率よく元気になってもらわないとだしね、強いなー

 

 

母子同室が開始されたのでフニャフニャした赤子と1日すごす

 

赤ちゃんが泣くと、わりと股の痛みを忘れて世話できるんだから自分にも親の力ってのがあるのかもな

 

 

母と旦那氏がそばにいてくれて一緒にオムツを替えてくれる

 

なんかいろんな実感がなかったけど、これ、わたしのお腹にいたのか、生きてるな、いのち    だな

 

昨日でてきたときより、すでに若干大きくなってきている

 

夜はロキソニンを飲みながら4-5時間眠れた

 

 

 

 

 

▼19日、きょう

 

 

産院の豪華な朝ごはん

 

ぼんやりと

産んだんだなーー    と思いながら

美味しいソーセージをかじってたら

ふにゃふにゃ泣けてきて

ひとりで泣いた

 

ようやくでてきた実感かもしれない

あの生き物に死んでほしくないと思う

 

 

女性のこだわり

 

みよじがどっちになろうとどっちでもいい(あえて言うなら旧姓が好き)

 

入籍に深いこだわりはない(面白そうならそれでいい)

 

子どもを産むことに対して固執した思いもない(もちろん命は大切)

 

遺伝子に強いこだわりもない

 

自分なら大体うまくやっていけると信じでいる

 

生きやすい。