泣き虫だからね
妊娠中、別に強くたくましく生きていたけれど一度だけ
「妊娠したんやなーと思って」
と言いながら旦那さんのとなりで突然男泣きした
出産して数日後、朝ごはんをひとりで食べながら「産んだなあ」と思って男泣きした
退院してから始めて旦那と2人きりでランチをした、やや気取って代官山の叙々苑
守るべきものと大切なものが増えて、この人は私よりも先に死ぬんだなという、前からずっと分かっている事実が怖くなり焼肉食べながら泣いた
義母・義父から赤子の名前について口出しの電話があったが既に役所に登録した後であった
「もう名前変えられないの?」
「変えられないっすね〜、登録しちゃったんで。」
これから生きていく名前に対して「しちゃった」と言った自分に激しく嫌悪がはしる
生まれてくれた彼に失礼甚だしいし、親である私だけはそんなこと言っちゃいけないのに、あー死ねよ
という、悔しさを旦那に話しながら泣いたその夜
赤子に所有感を持たず、敬意を持って個人として扱うことを心がけたい